井桁造の大広間と前広間

吹き抜けにして上部に井桁に組まれた梁組は、寸法と曲率を揃えた材が使用されて漆が塗られ、梁組の上に二階の障子窓を開く特異な構成とし、天井は格天井で、格縁が黒漆で面を金箔とした豪華なものである。 

(解説:富山国際職藝学院教授 上野 幸夫)

大広間の広さは、18畳の大広間と15畳の前広間からなる。

大広間の上座は、昔から網元の惣代が座り、漁師が大漁旗を掲げて寄港するのを見ていたとされる。

惣代の座からの大広間・前広間。

前広間の奥に式台があり、その直線状に泊の港がある。

 ここから、大漁旗を掲げて戻ってくる漁師を待っていた。


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