石燈籠

 濵元家の日本庭園の概要は「日本庭園」にて記録に残した。ここでは、日本庭園に多く配置されている「石燈籠」について深掘りをしてみる。

 日本庭園は、G1からG5までの5つの区画に分けられる。この5区画の日本庭園内に、合計11基の燈篭が配置されている。

 しかし、2024年1月1日に発災した能登半島地震の影響で、ほぼこれらの燈籠は倒壊した。

今後、日本庭園の再興と同時に、石燈籠の修繕・回復もプロジェクトとして取り組んでいく予定である。


今後の石燈籠の調査について

網元の日本家屋は、1910年の泊の大火後に再建された日本家屋である。濵元家は漁業を生業として、この地に永く居住している。濵元家最古の先祖の記録では、江戸中期(明和8年:西暦1770年)まで遡る。このことから、現存の網元の日本家屋は築年数としは約110年であるが、日本庭園はその昔から存在していた可能性が考えられる。

 日本庭園に配置されている、石燈籠を詳しく調べることで、更に新たな発見もあるかもしれない。今後、石燈籠の復興と同時に、石燈籠についても調査を進めていくこととした。

 2024年8月 高岡の造園業より、多く石燈籠についての意見を頂けた。また、2024年10月には、京都の石燈籠を専門としている「北山都乾園(創業 西暦1800年から)」へ直接訪問し、今後氷見での現地調査も受けて頂けることとなった。